＜ぐるんぐるん＞・＜まるとうず＞

11月21日
北海道に行く前にいただいていた，岩手の志田竜彦さんから＜銀河Kをした>という報告を紹介します。

本校の文化祭10/25に，銀河Ｋの作品２点を展示し，大人には好評でした。

教室の窓には，モノクロ正方形のものを渦巻き状に組合わせたもの（2.5m四方　構成１）を，廊下の窓には青系，緑系，黄系，赤系の順に染めたものを虹色に配置したもの（5.75m×1.75m　構成２）を展示しました。

翌週の展示物片付けの時間にも片付けずにそのままにしていたら，美術の先生が「町の文化祭にもそれを出したい」ということで，急きょ，構成２の方を出展しました。
展示準備での関係者の話では「こういうのがあると文化祭っぽいね～」ということでした。

写真を撮る間もなく，持って行かれたので，次のメールで画像を送ります。

それではまた。

ということで画像が送られてきました。

メールがついていました。

銀河Ｋの追加報告です。
まず，添付画像について。

モノクロ正方形のものが，「（仮題）ぐるんぐるん」です。
文化祭の展示の前に，「窓側にかけたらどうなるかな？」と試しに吊ってみた時の写真です。
撮影場所は，昨年，山本さんに授業していただいたあの教室です。
できあがった作品だけだと「おーっ」というだけかも知れないので，１パーツを分離して「これが合わさってできています」という説明書きを加えたものを文化祭には展示しました。

カラー横長長方形のものが「（仮題）まるとうず」です。
貼り合わせる前にパーツを仮置きしたのですが，そのときに，見事な「マル」と「ウズ」が数カ所できていたので，「まるとうず」としたのですが，仮置きの後，一度撤収し，本貼りの時に「あれ？　仮置きの時とちがうなあ（笑）」と思いましたが，題名はそのままにしました。
テキトウに貼ってもいいのですが，貼るときの〈きまりごと〉があった方が生徒が困らないと思い，色グループに並べて，虹色になるようにつなぎ合わせました。
窓側に吊ると，天井に虹色ができて，なかなかよいです。
ちなみに，画像は町の文化祭で体育館のフロアの壁に掲示したもので，後ろから光があたる透かし色のよさは出ません。

前のメールで，「大人には好評」と書きましたが，作った子どもたちは，完成後に「おーっ」と歓声を上げました。
教員数名と町の人たちは，「いいね～」「どうやって作ったの？」「こういうのが美術という感じですね」と言ってくれました。

私は，芸術，美術とは，〈わかる・わからない〉ではなく，〈感じる・感じない〉でよくて，作品がちょっとでも「おーっ」「うーむ」などと人のココロを動かすことができたら，それで芸術・美術として成立すると単純に思っているのでした。

以上，かんたんですが，銀河Ｋの報告でした。

藝術，美術に関して言えば，わたしはよくわかりません。
〈これいいな〉とか＜オー＞とか，けっこう，こころは動くのですが，自分がいいと思ったものと他の人と思うのが同じだったり，違ったりして，自分の中の藝術，美術というのはありそうですが，他の人の言う芸術や美術との関係はと言われる，わからないとお手上げです。

〈おりぞめ〉は，わたしにもできるというのでびっくりなものなのです。それは芸術でも美術でも技術でもなく，＜不思議術＞＜奇妙術＞とでも言った感じで，最近は〈たのしい術〉すなわち，＜たの術＞といったりしています。
何か，いい名前はないかな。
名前と言えば，＜ぐるんぐるん＞と＜まるとうず＞というネーミングもたのしそうです。
銀河Kって，指導する大人も，実際につくる子どもも選ばない，しかも，たのしい，そういう意味では＜タノ術＞の典型かも。
というわけで＜たの術＞のツカイ手＜ドラゴン・シーダー＞からの報告でした。

というか，志田竜彦さんからの報告でした。ありがとうございます。