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<これだハート化?>が生み出したこと

2020年9月15日
13日の締染遊部の<これでハート化?>の参加者の画像と感想。
●佐藤さん
<これだハート化?>が生み出したこと_f0213891_10392365.jpg
<これだハート化?>が生み出したこと_f0213891_10393051.jpg

これでハート化?!感想
 絞りおりぞめも、「コップの中の宇宙」「スター誕生!」「絞りだす その位置」とズームに参加してきましたが、今日は、いよいよ「これでハート化?!」最終回です。
 ハート化の「畳み」と「折り」を5つ折りやコップなどから折っていくと、花模様や土偶のような宇宙人?0など、面白い形に染まっていきます。
 ハート化の折り方で、いろいろな形に染まるのは、なかなか楽しかったです。
 その後は、ハートの位置を変えてみたり、2つのハートとその向きを変えてみたりしながら、楽しみました。
 普段、絞りおりぞめを誰かと一緒に楽しむ機会は、少なかったので、ズーム道場のように、興味のある講座の門を叩いて入門するのは、とっても楽しかったです。
 教室で、子どもたちとおりぞめをしたり、おりぞめ研究会で、大人の方とおりぞめを染めて、作品を作るのも、もちろん楽しいです。でも、時には、ひたすら自分自身が、染めまくるのもいいものだなぁと実感した絞りおりぞめ講座でした。
 ブログだけでは、よくわからない時も、実際に山本さんの話を聞いたり、質問できるのは、ズームのよさですね。
また、みなさんと一緒に染める日を楽しみにしています!
ありがとうございました。 佐藤 敦子
今回,道場の門をたたかれて,それに応えてやってしまった,いや,やってみたという感じなので,門をたたいてくれた,一緒にやってくれた人たちに感謝します。ありがたいことです。
●船迫さん
<コップの中の宇宙><スター誕生!><これでハート化?>に3連続でつきあってくださったのは,田村さんと佐藤さんと船迫さんのお三人です。その船迫さんの感想。
今日の部活動,ありがとうございました。
(この文を書き終わったら「きのうの部活動」になっていました)
〈絞りおりぞめ〉3部作,参加できて,充実感を味わっています。
ほかの参加者の皆さんと山本さんのやりとりを聞きながら,
いろんなことが頭にうかんできて
つい無口になってしまいました。
今回の3部作を通して
〈学ぶ〉とか〈習う〉とか〈たのしむ〉とかの区別はよくわかりませんが,
「〈豊かな内容〉とそれを伝える(受け取る)〈すぐれた方法〉の両方が大切だ」
ということを,あらためて強く思いました。
山本さんは仮説実験授業や〈キミ子方式〉をはじめとした〈たのしい授業〉のすぐれた面を取り入れて,
なおりぞめの世界を形づくってこられた(+現在進行形)と,
思います。私たちはそれを味わう幸運に恵まれたと思います。
ちょっと小難しい言い方になってしまいましたが,
〈締染遊部〉は手を動かしながら,ノーミソが喜ぶ部活です。
今日も,余韻に浸りながら〈居残り自主練〉してしまいました。
合わせて25枚の集合写真を添付します。
むりやり畳んで,絞めや染めが十分でない感じのものもありますが
それも含めて「今日の私の作品」と満足しています。
<これだハート化?>が生み出したこと_f0213891_10455307.jpg
わたしが池上さんの学芸会での演目〈折り染め発表会〉にビデオに出会い,それから授業プラン<おりぞめ発表会>を発明したのが1999年です。わたしは46才でした。その後,おりぞめに関して研究を進めて今に至っています。今では『みんなのおりぞめ』という本も出版していただき,20年前には想像できなかったことです。
いつも思うのですが,46歳以前に出会っていた,仮説実験授業・キミコ方式・さをり織りなどから学んで,今のわたしの<おりぞめ染伝人>活動があると思います。
そんなわたしに付き合ってくださる人に感謝します。
●大田さん
今回の<締染遊部>の参加条件に<出来不出来を問わずに,作った染め紙の画像を送る>というのがありました。わたしの研究のためです。そして,大田さんが送ってくれた画像。
<これだハート化?>が生み出したこと_f0213891_10533773.jpg
<あれ,色が違う>と思われたと思います。これ,何の色だと思いかすか。こうなった事情を書いておきます。
大田さんは2回目の<スター誕生!>に参加されていました。別のことでメールをやり取りしていました。
そのメールに,
今日の絞りおりぞめも参加したかったですー!
紙はあるし、予定が空いたので…と思いましたが、今手元に,黄色の染料しかありません(泣)残念です。ブログ楽しみにしています。
参加経験があり,しかも,やる気持ちのある大田さんに,締染遊部の部長としてインスタントコーヒーで染めてみませんかと提案しました。
黄色の染料では今回のように一色で染める絞りおりぞめを体験するには向いていないので,わたしが思いついたのは,インスタントコーヒーでした。
そこで,ユーチューブの次の動画を見て,コーヒーの液を用意してくださいとお願いしました。
コーヒーの液は濃い目にすること,わたしもコーヒー液で絞りおりぞめができるか興味があるのでお願いしました。
そして,動画を見て,用意して参加してくださいました。
出来上がりはいい感じです。匂いがすること,それと大田さんによれば,なんとなく指についたコーヒー液がねっとりするということでした。
では,感想。
今日は直前にお願いしたにもかかわらず、参加させていただきありがとうございました!
今日もすごく楽しかったです。染料なくてもインスタントコーヒーでできる!というのも新たな発見でしたし、何よりコーヒーの色が思っていた以上にキレイで、とてもうれしかったです。
講座の後、いろいろやってみました。画像添付します。せっかくの機会なので、コーヒーの星もやってみました。かわいくできました!
今日の感想です。
ハートは、スターよりも、やりやすく感じました。それは、今回の順番(畳み→折り?)が良かったのもありますし、星を以前にやっていたからなのか、私にはどちらかはわからないんですが、でも星の時より悩まずできたように思います。
ただ、私はやっぱりその場の感覚でやっていくタイプらしく、こうすればこうなる、というのはあまり理解できていなくて、参加されていた皆さんみたいに応用はできませんでした…。最後に教えていただいた折り方も、2回目自分でやる時には折り方を忘れてしまって、あれから何度もチャレンジしたのですが、結局二つの模様を出すやり方はできませんでした。また機会があれば教えていただきたいです。それができれば、無限大∞の模様も、いつかできるようになるかな〜と今後の楽しみも増えました(^^)
やっぱり、こう折ればこうなる、と考えながらやらないといけませんね(^^;あとはもっと回数を重ねたら、自分の思うような模様が出ますかね?
ただ、星の時と違って、今回はハートももちろんできたらうれしかったのですが、ハート以外の模様が出た時の方がうれしかったんです。
特に、五つ折りから畳んだものは、お花みたいになってすごくかわいかったし、コップから畳んだものは宇宙人みたいでおもしろかったし、ゼロの形も面白くて、ハート以外の模様をどう出すかに夢中になっていました。
まぁ星の時は自分がかなり星にこだわりすぎていたのもありましたし、ハートはこだわってなかったからかもしれません。出来上がる作品どれもいいなと今回は思えました。
染めた紙の使い方も、いろいろ教えていただいたので、まずは紙袋からやってみようと思います。
絞りおりぞめは、子どもたちとやるつもりはなくて、自分の楽しみのためにやっていきます。自分の人生に、おりぞめという新しい楽しみができたことが、今、すごく幸せです!
大田さんはご自身を<感覚でやっていくので応用ができないタイプ>というようなことを言われています。その通りかどうかはわたしにはわかりません。ただ,ハートとスターの体験を比べたり,無限大∞の記号を作りたいなど大田さんもたのしまれていることがつたわってきます。そして,<おりぞめは人を選ばない,人がおりぞめを選ぶ>と改めて思いました。
音楽の作曲が誰にでもできるとは思いませんが,音楽を楽しむのは人を選ばないとわたしは思っています。その人が音楽で楽しむを選ぶかどうかだと思っています。おりぞめをするには<こんな人でなければならない>ということはありません。わたしの経験でも年齢,性別,国籍を問いません。もちろん,どんな性格か,感情的な人も論理的な人も体育会系も文化会系も,芸術的分野が得意な人も得意でない人も,本人がやろうという気持ちさえ持てばできるようになっています。というか,<どんな人かを問わないでおりぞめをたのしんでもらう>ということで研究を積み重ねているからです。そんな研究が成り立つのがおりぞめです。
絞りおりぞめをインスタントコーヒーでできるかどうか,わたしも経験がないので分かりませんでした。しかし,提案して,それに応えてくださった大田さんのおかげでわたし自身も体験できたことは大きいです。
●戸田さん
<これだハート化?>が生み出したこと_f0213891_11395012.jpg
一昨日はありがとうございました
ハート化畳み、ハート化折りを分けて考える
と言われたときは「え? どういうこと?」でした。
砂場とスコップ(でしたっけ?)の例えもイメージはできるけど
おりぞめと結びつきませんでした。
ところが、畳み活動を充分やった後にハート化折りの説明を聞いたら
山本さんの考えたことや最初の例え話がピーンときて、
「なるほど!」と、思わず膝を打ちました。
すごい、すごい‼️ さすがおりぞめ染伝人‼️ こんなことに気づくなんて‼️と、
もうウキウキでした。
紙の向きに関わらず、ある程度ハート折りを自由にできるようになっていたけど
昨日の後半は「ハートになるように折ってそれから畳んでいるんだ」と、意識しながら感慨深く折りました。
また一つおりぞめの奥深さを知って、楽しみが増えました。
コーヒー染めの色もすごく良かったです!
一度挑戦したいような、でも一人ではちょっともったいないかな。
二の足踏んでます。
いっしょに参加された皆さまの染め紙を参考に、自分でもあれこれ染めてみたいと思います。
皆さま、ありがとうございました!
今回実施した絞りおりぞめの手法は新しいものは一つもありません。
ただ,<折りと畳の組み合わせ>を意識したことです。
ハート化畳み、ハート化折りを分けて考える
と言われたときは「え? どういうこと?」でした。
(略)
ところが、畳み活動を充分やった後にハート化折りの説明を聞いたら
山本さんの考えたことや最初の例え話がピーンときて、
「なるほど!」と、思わず膝を打ちました。
という戸田さんの体験はわたし自身の体験でもあるのです。
わたしは,戸田さんの奴折りを染めた子どもさんの話から,奴折り,そして,思っただけでしなかった風船折り,そして,折り鶴と進み,それに対して畳んで染めるということと<折りと畳みを分ける>という今回の発見はつながっていると思います。
***
今回の<折りと畳みを分ける>ということで,<畳み>については,2006年から07年の研究でしたこと以上のことはないと思っています。しかし,<折りと畳の組み合わせ>ということでいえば,その観点では手を付けていなかったと気づきました。
そこで,気になったのが<折り>のことです。
専門的な折りや数学的な折りについての本はあるし,折り紙の本もいくつかあるのですが,<子どもにもわかる折りの本>ということで探しました。
締染遊部の始まる前の午前中にネットで見つけました。今は絶版で中古品でしたが,すぐに購入手続きをしました。
それが,翌月曜日にはやってきました。
1980年が初版の本で,笠原邦彦著『紙とおり紙』。小学館の学習百科図鑑シリーズの一つです。
はじめに<紙の作り方>というようなところから始まっています。折紙の基本の折り方についても,技術だけでなく,数学的な,しかし私にとっては難しくない程度の数学で今のわたしにはピタリ。
その本から<折り>を選んで,<畳み(ハート化畳み)>,締めて染めてみました。
そうしたら,面白くなり,テキトーにやったり,考えたりしながら染めてみました。
<これだハート化?>が生み出したこと_f0213891_11595154.jpeg
左上の小さな15cm角の紙が折りとハート化畳みを組み合わせた最初のものです。これなら大きな紙でしようと25cm角でいろいろ染めてみました。
わたしのお気に入りは,下の段の真中,Yの字,よく見れば,ハート化畳みのパーツが見えている模様です。
***
今まで折りと畳みの組み合わせで,意図通りの模様をつくってきたのですが,今回,それらを分けて,<折り>と<畳み>の組み合わせをたのしもうと思うようになりました。そうすることで,より,折りと畳みの組み合わせによってハートができることが奇跡のように思えてきました。
わたしにとっては,今回の体験は大きな曲がり角になります。手としては今まで,すでに身についていたことですが,それを,視点を変えることで今までとは違うものを創り出すことができるということです。
きっかけを作ってくれた田村さんはじめ参加者の方,そして,このきっかけのもととなった<絞りおりぞめみせまシヨウ>のプラン,それを実施する機会を作ってくれた佐藤さんに感謝します。















by orizome | 2020-09-15 12:23 | 紙を染める | Comments(0)

紙に染料をつけて染めるものづくりの<おりぞめ>噺。ものづくりはたのしさつくり。おりぞめ染伝人(山本俊樹)メールアドレス orizome●live.jp
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