誤解されてるかも？

2021年3月4日

わたしの思っていることが伝わっていないというか，誤解されているなと思うときがあります。

それは，〈山本のプラン通りでなければならないのか?〉〈これ以外でもできるよ〉と言われるときです。

わたしは，プランの最初に〈自由に，好きにやってください〉ということはほとんどありません。〈このようにしてください〉と見本や手本を見せることが多いです。好きに，自由にやった方がもっと面白いのやいいのができるというのです。

わたしが自由に好きにやることに反対していると思われているのです。

授業プラン《おりぞめ発表会》では，最初は三色しか使いません。もっと，たくさんの色を用意して自由に選ばせた方がいい作品ができるのだから，三色では少ないと思われるかもしれません。〈広げ水体験〉のプランでは，最初の一枚は染め方，色も全員まったく同じです。それだと自分で工夫しないと思われるのです。

わたしのプランは初めての人や子どもたちの入門のためのプランです。〈好きにやって〉と言っても，どうしていいかわからない人が対象です。わたしの《おりぞめ発表会》のプランの基本的な戦術はどのようにやってもまちがいがなく，それなりにできることです。はじめは三色ですることでどんなふうにしてもそれなりになるのです。これが色数が増えると色の組み合わせによって雰囲気が決まってきます。ですから，色のことがわかっている人たちには三色では不足なのですが，初心者にとっては三色の方が楽しめるというわけです。

三色でいろいろな色ができます。ですから，おりぞめをするときはずっと三色だけでいい，という人がいるかもしれません。それはわたしはちがうと思っています。何度かおりぞめを経験していく中でははじめから緑とかオレンジを選ぶという体験もしてほしいと思います。

入門は三色で，そのあと，色グループやいろいろな色から選ぶ体験とわたしは思っています。

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〈広げ水体験〉は二角夾辺で染めます。そうすると，〈二角夾辺でなくて，こちらの方がきれいにできる〉という人が出てきます。

わたしは〈二角夾辺が一番きれい〉とはヒトコトも言っていません。しかし，プランの最初にこれをするのでこれがベストだとわたしが言っていると思われるという誤解を受けます。

〈広げ水体験〉は水を使う折り染めをはじめて体験する人のためのプランです。わたしのイメージでは，まずここで〈広げ水〉という技を体験することが目的です。体験で終わってもいいし，その技を使ってさらにいろいろな作品を作るという体験に進んでもいいと思っています。そのために初めての技は二角夾辺が優れているとわたしが選んだのです。

ちなみにわたしがここぞという染め方，いわば勝負染めは二角夾辺ではありません。

繰り返しますが，いろいろな染め方の中から，初心者のためにということで二角夾辺を選んだということです。

ですから，初心者のために別の染め方からはじめる人がいても問題ありません。そのガイドをする人が選べばいいと思います。

わたしは，どのような人でも楽しんでもらえるのではとこれを選んで，実際に多くの人がたのしんでくれることを確かめています。

繰り返しますが，わたしが好きな染め紙を作るときは二角夾辺ではありませんし，三色の染料だけではありません。

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〈ステンドおりぞめ冒険ハジメテ〉はまだ，多くの人に実施していないので確かなことはいえませんが，技を学んでその技を使って色々するという典型的なプランになっていると思っています。

その一つの仕掛けが，プランをすすめるうえではほとんど出てこないですが，自由に染めると〈こんなのもあるんだ〉と思ってもらえる染め紙ができるようにしてあります。

それがこれです。

説明はしません。

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そして，今，いろいろあそんでいるうちに，この染め紙で遊ぶ方法を見つけたのです。

それはまたのおたのしみということで。

今日はここまで。