再現に取り組む

2024年10月19日

昨日のラバーズで「お気に入りの一枚」の話のとき，浦木さんが正三角形畳みで染めた紙を紹介してくれました。

ずいぶんと前の染め紙でわたしもその時に見せてもらったということですが，覚えていませんでした。

zoomで見せてもらったので，青と紺とアーモンド模様がはっきりしているのが印象的でした。

そこで，覚えている範囲で試しに染めてみました。

それをインスタグラムに載せました。

でも何か違うので，浦木さんに画像を思ってもらいました。

これを見て使っている色が分かったので染めてみました。

右の2枚は，元の染め紙は広げ水以前の染め紙ということで，広げ水無しでやってみました。左は広げ水を使いました。

感じはつかめたので，ここは，さらに細かく分析することにしました。

浦木さんから届いた画像をプリントしました。

それを折り畳みました。

これを見ると染め方の想像はつきます。そこで確かめることにしました。

わたしは〈正三角形畳みの標本（example)〉を作成しているので，その中で同じような模様がないかをさがしました。

ありました。

右側の方がより近いと考えて染めてみました。

だいたいはこれで行けるということでこまかいところの再現にも取り組みました。

広げ水無しでの再現にも取り組みました。

再現できたかどうかの判断は皆さんにお任せするとして，それなりの染め紙ができた気がします。

染め紙を見る目と手が昔とは違う気がします。

今だとその場にいたら，同じ染料を使えるので，より再現性を高めることができる気がします。

この染め方で35センチ角の紙を染めました。

それも正三角形畳みと直角二等辺三角形畳みの両方で染め方を同じにしてやってみました。

まったく再現するというのはむずかしいですが，それなりには出来るようになっているし，方法も見えてきた気がします。

浦木さんがどう思うかというのはもちろん，あります。

わたしとしては，今はここまでということにします。