おりぞめ染伝人ブログ
2024-03-25T22:21:21+09:00
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紙に染料をつけて染めるものづくりの<おりぞめ>噺。ものづくりはたのしさつくり。おりぞめ染伝人(山本俊樹)メールアドレス orizome●live.jp
Excite Blog
2024年12月31日まで先頭
http://orizome.exblog.jp/33779224/
2024-12-31T23:59:00+09:00
2024-03-22T06:42:22+09:00
2024-01-09T20:04:19+09:00
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未分類
案内のページ
●学校でおりぞめzoom相談会を3月222日金曜日にします。
今回は,今のところ,相談がないので,相談員の話を聞くという会(回)です。
学校でおりぞめzoom相談会については,下のページをご覧ください。
●おりぞめ来楽部 第4回 4月6日(土曜日)
奈良でわたしと一緒におりぞめをたのしみましょうというわけです。
3月22日現在 申し込み2名
おりぞめ来楽部については,https://orizome.exblog.jp/33628832/をご覧ください。***第4回 案内2024年4月6日土曜日午後1時から4時テーマ びょうぶ折りの冒険わたしがびょうぶ折りから畳んだ紙を染めるというだけです。折り畳み方を学びたいという人には向いていません。染める体験です。きれいに染まるかどうかも保証もありません。*おりぞめをまったくしたことのない人でも,体験できます。繰り返しますが,すごくきれいで誰からもうらやまれるような紙ができると期待している人は来ないでください。あくまでも染める体験だけのことです。そこは間違えないでください。あくまでも実際に染める体験,実染体験で,できる染め紙の質を保証するものではありません。*まあ,こんなわたしの思い付きに付き合ってもいいという人だけが参加していただけたらと思います。〈おりぞめ来楽部in奈良with染伝人〉というのは,今,ここでしかできないことをしようとより過激になるのを「まあ,いいか」と。参加費(材料費込み) 2000円6月までの来楽部の参加者で初めての人には〈はじめ手割り〉で500円引きです。募集人数 4名(事前申し込み必要・準備のことなどあるので,3月末まで。)場所 おりぞめ染伝人の自宅2階(自称 おりぞめルーム)(奈良県北葛城郡上牧町)電車:JR大和路線王寺駅からバスで20分ほど(申込者には時刻表などお知らせします)車:西名阪自動車道で香芝インター,あるいは法隆寺インターから15分ほど。両インターのあいだになります。場所についての詳しい情報については,参加者にお知らせします。申し込みの時に交通手段をお書きください。特に車は駐車スペースは4台確保できます。それ以外は路上駐車になります。駐車スペースについては当日の到着順ではなくて,申し込み順になりますので,車の場合は必ず申し出てください。問い合わせ・申し込み山本までメールで orizome●live.jp(●をアットマークに)
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内容はびょうぶ折りの冒険については詳しくはこちらに書きました。
2015年に同じようなことをしていますが,その時は,《使い水》がなかったので,今回《使い水》で染めたらどうなるかというわたしの好奇心に付き合っていただくという感じです。まあ,今は,わたしと一緒だからできるということです。
繰り返しますが,これでびょうぶ折りの畳み方が身につくとか,きれいな模様ができるというのは保証しません。あくまでも染めることが中心の実染体験です。
●インスタグラムとユーチューブもやっています
インスタグラム
URL https://www.instagram.com/orizomeguide/
ユーチューブ
URL https://www.youtube.com/channel/UCwQnHf_vegktD37f9hzGsAw
問い合わせ,申し込みは特に記載がない場合は,
おりぞめ染伝人(山本俊樹)までメールをください。
orizome●live.jp
●はアットマークに変えてください
●「学校でおりぞめ相談所」
質問と答えについては,下記のブログにまとめていく予定です。
●〈おりぞめキャンプ〉を実施します。
キャンプといっても,実際にテントを張るわけではありません。我が家でおりぞめを楽しむという会です。日常とは違う体験という意味で〈キャンプ〉としています。
くわしいことについては,2022年1月2日の記事(上をクリックするととびます)をご覧ください。
我が家への最寄りの駅はJR大和路線王寺駅です。車だと西名阪の香芝インター,あるいは法隆寺インターが最寄になります。
くわしい場所については,申し込み,問い合わせの時点でお知らせします。
●おりぞめラバーズの会
おりぞめ好きが集まって,zoomでミーティングをしています。
詳しくは下をご覧ください。
今月の案内がここに載りますので,興味のある方は時々チェックしてください。
☆3月15日(金)午後8時~午後9時30分 おりぞめラバーズの会 3月 私のおりぞめものづくり マイヒット! ~おりぞめを使ったものづくりで、最近つくったものや自分の中でお気に入りのものを紹介し合いましょう!! 今まで参加したことのない人,あるいは,お久しぶりの人(案内が届いていない人)の申し込みは佐藤さんまでメールアドレス 佐藤さん satooym813●gmail.com●はアットマークに
●わたしの参加する研究会や講座などのお知らせ
2024年3月に
尼崎で行なわれる「たのしい授業フェスティバル&入門講座」
東京で行われる「東日本たのしい授業フェスティバル」
に参加する予定です。
詳しいことが決まり次第お知らせします。
●たの手箱のページ
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今日の一枚。
http://orizome.exblog.jp/33921766/
2024-03-25T22:21:00+09:00
2024-03-25T22:21:21+09:00
2024-03-25T22:21:21+09:00
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紙を染める
今日の書。
今日の染め紙。
この春休みのおりぞめ講座の準備。
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2年生とおりぞめモンスター…アツコ先生の報告
http://orizome.exblog.jp/33920367/
2024-03-24T20:31:00+09:00
2024-03-24T20:42:13+09:00
2024-03-24T20:31:19+09:00
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作品をつくる
アツコ先生から小学2年生と〈おりぞめモンスターを作りました〉という報告が届きました。
それぞれのモンスターに名前がついています。
ドーナツモンスター(おなかがすいたら、じぶんをたべる。5びょうたつともとにもどる。)
とびたいときにとべるフワフワモンスター
うんこモンスター(やな人が来たら、くさいにおいを出す!)
サクラモンスター(かくれんぼとかでつかれたら、サクラになってかくれる。)
これは一人分です。名前と特徴は2年生が考えました。
アツコ先生の報告。
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2年生とおりぞめモンスターをつくりました!
2024年3月12日に2年生33人とおりぞめモンスターを作りました。
まず、子どもたちには、山本俊樹さんのおりぞめモンスターの動画を見せました。
今回は、私が染めた25センチの染め紙を4分の1に切って、型紙で丸型1枚、四角型2枚、三角型1枚に切ったものを一人分として子どもたちに渡しました。あとは、モンスターをはるポストカード4枚、目玉になるシールを渡しました。
丸1枚 三角形1枚 四角形2枚
カード4枚 シール1枚
作り方は、動画の順で最初に丸型の染め紙を子どもたちに好きに切ってもらいました。もちろん動画の通りでもOK。次に、四角型。はみ出したら、折ってもよいことにしました。そして、三角型。子どもたちは形や色からいろいろと想像しながら、自分の思うモンスターを作っていきます。そして、最後の四角い紙は好きな形に切ってよいことにしました。
2時間(90分)で一人4個のおりぞめモンスターを作りました。
作る順番
丸
①切る
②カードにはる
③シールに目を書いてモンスターにはる。
④左下に名前を書く。
⑤うらに、モンスターの名前を書く。
四角形→はみ出したら、裏におってはってもよい。
三角形
四角形(2枚目)→好きな形に切る。
◯補足(こんな風にしました)
シールは、最初の目は2~3枚にしてねといって、その後は、自由にしてもらいました。
班が4~5人で、ジプロップに、染め紙を切ったもの、カード、シールを人数分いれていたので、みんなで相談して、一人分に分けてもらいました。
色は、赤、黄、青、緑グループで染めて、◯、△、□にだいたい同じくらいの枚数になるように切り分けておきました。
班で、紙を分けるときも、相談したり、じゃんけんして仲良く分けていました。
◯は、書画カメラに、うつしながら私も作って見せて、□は、はみ出した部分を裏にはって見せて、△も、切るところまでは見せて、あとの□は好きにしてねと言いました。
それぞれ工夫して作ったり、元の形をいかしたりして、作っていました。みんなで材料をシェアして、モンスターの名前をつけて、友達に見せあいながら、楽しんでいました。
さて,子どもたちのおりぞめモンスター
最初の1名以外の32名分。ひとまとまりの4枚で一人分です。この授業の全員の作品です。
多彩,多様な子どもたちのモンスターたちです。それぞれのモンスターに物語がある,そんな気がします。
子どもたちの感想です。
5.とてもたのしかった 30人
4 たのしかった 3人
4の子どもたちの理由は・・・
・もっとつくりたかった!10個くらい
・自分たちで染めたい
・紙にはって絵をかきたい
5の子どもたちは・・・
・いろんな形があってたのしかった。六角形とかも作ってみたい。
・いろいろな色や形があって工夫できて楽しかった。
・模様が人と違うのが楽しい。
・紙を切ったり、はったり、自由に作れるのが楽しい。
・いろいろな形があって、切って楽しかった。
・いろいろな形から、自分でモンスターが想像できた。
・折りぞめの切り絵みたい!丸い形は、ドーナツみたいで開くと楽しいな。
・いろんな色や形があって想像できた。
・はんのみんなでいろいろ作れて楽しかった。(机をグループにして作りました。作品は一人一人自分のものを作りました。)
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また,一つ,おりぞめ遊びの定番ができました。
アツコ先生,レポートありがとうございます。
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おりぞめハッピーくじ物語
http://orizome.exblog.jp/33918256/
2024-03-23T06:58:00+09:00
2024-03-23T07:41:06+09:00
2024-03-23T06:58:52+09:00
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紙を染める
昨日の夜,zoomでおりぞめ相談会があり,相談員のサトミさんから21日に実施した〈おりぞめハッピーくじ〉の様子を見せてもらいました。サトミさん手書きのハッピーくじとそれを持つ子どもたちのステキな画像を解説付きで見せてもらいました。出てきた言葉に一喜一憂している様子が伝わってきました。
***
おりぞめハッピーくじは,染めたらそこに言葉が書いてあるというわけです。その言葉は〈凶〉とかはなくて,ハッピーになる言葉というわけです。
世界で初めて行われたおりぞめハッピーくじの記事がこのブログにあります。2015年1月です。
その時のハッピーくじの結果。
わたしが書いたものです。
***
おりぞめハッピーくじについて,やってみたいという人は『学校でおりぞめハンドブック』に載っています。
***
おりぞめハッピーくじは,わたしの〈学校でおりぞめ〉講座の定番です。途中の楽しみごととして,たのしんで喜んでもらえるので安心して実施できます。おりぞめハッピーくじをするとその人にピタリの言葉が出てくるといわれることがあります。わたしはこれは半分本当で半分は違うと思っています。出てきた言葉は引いた人にとってはピタリな感じがします。しかし,それは,他の人が引いてもその人にとってはピタリなのです。その人にピタリという意味では本当ですが,その人だけにピタリというのはうそというわけです。人にはいろいろな面があって,おりぞめハッピーくじが一つのきっかけになればいいなとわたしは思っていました。
そんなわたしに,そうだったのかという気づきがありました。2024年3月3日のNHKのあさイチという番組の〈今日はとことん!タイプ別診断〉という特集の中で取り上げられていました。
心理テストを実施します。そして,その結果を一人一人に読んでもらいます。自分に当てはまるかどうかをたずねます。そこに参加した人全員が自分に当てはまると言います。そこで,隣の人の結果を見てもらうのです。
そうすると皆さんおどろくのです。何故だと思いますか。
診断結果で配られた文章は全員同じなのです。
わたしは,ランダムに結果を配ったとは思っていましたが,全員同じというのは驚くと同時に,そりゃそうだろうとも思いました。これ,心理学者が〈バーナム効果〉と読んでいるそうです。
そこで,ネットで調べました。ウィキペディアに載っています。
〈誰にでも当てはまる要点がある〉というバーナムさんの言葉をもとに命名されています。ハッピーくじも〈今日の天気は晴れです〉と書かれていたら本当かどうかははっきりしますが〈晴れる〉だけだと,天気とは限らないでいろいろなことに当てはまるので,今まで曇りがちだった事柄が晴れるということは思い当たることがありそうな気がしませんか。
おりぞめがいろいろな人に楽しんでもらえるという意味で〈おりぞめは人を選ばない,人がおりぞめを選ぶ〉とわたしは言っています。ハッピーくじもその人がそれを選んだとわたしは思っています。まあ,そんなことはどうでもよくて,ハッピーくじでハッピーになればいいです。
*
サトミさんがエピソードを一つ教えてくれました。クラスではやっている言葉があり,それをくじにしたそうです。イメージで言えば,志村けんさんの「アイーン」のようなもので,特に深い意味はなく,特徴的な動きがついているだけです。そのくじを引いた子はふだんはそんなことをしそうでない子でしたが,みんなのリクエストでやったそうです。クラスのいい雰囲気が感じられる出来事です。ハッピーくじがきっかけになってクラスの関係が見えたというわけです。
***
ハッピーくじの言葉は偶然と思っているわたしですが,その偶然がドラマを生むことがあります。それで思い出したことがあります。12日に小学一年生3クラスでたまモノを実施しました。放課後,その学校の先生の希望者でミニおりぞめ講座をしました。たまモノを実施した後,最新の広げ水を体験してほしいと思い,広げ水でおりぞめハッピーくじをしました。
これは,わたしが〈ビジターセンター方式〉と名付けている9色の中から3色を選んでもらって二角夾辺で広げ水をして染めるというものです。
くじは,田村さん作成のものです。見本です。
今までの講座で余ったのを持って行き,それを実施しました。
初めての広げ水,「これは未来のおりぞめのスタンダード」ということで紹介しました。
皆さん,染めだけでなく出てきた言葉をたのしんでおられました。
「残念でした!もう一回」という言葉が出てきたので,それを説明して,皆さんが一通りしたところでもう一回してもらいました。その時,なんとなく,予感がしたのです。
なんと,わたしの予感通り,「残念でした!もう一回」でした。実は「もう一回」のくじは何枚か作ってあり,講座などで皆さんに引いてもらうのは一つだけ入れてあり,それが出たら,加えるために予備を作ってあったのです。この時に使ったのはその時の残りくじなので,残りの「もう一回」をいくつか混ぜたので,なんとなく予感はしていました。
そして,もう一枚染めてもらいました。もう一回出たら,これはすごい不思議な偶然だなと思っていました。
もちろん,そんなことは起きませんでした。
しかし,出てきた言葉にびっくりしました。上の見本の中にあります。
「どちらに転んでもシメタ!!」
2回の残念でしたの後にこれ,びっくり。ものすごい偶然だと思いませんか。
わたしの仕込みでもなく,こんなことがいつも起きると思ったら大きな間違いですが,こんなことがあったというのは,,,おもしろい。
おりぞめのある人生,なかなかいいものです。
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「おって きって おりぞめモンスター」の追試…ユーコ先生の報告
http://orizome.exblog.jp/33916282/
2024-03-22T17:38:00+09:00
2024-03-23T05:37:09+09:00
2024-03-22T17:38:09+09:00
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支援のおりぞめ
小学校のユーコ先生よりメールが届きました。
2年生3人との授業の最後の時間におりぞめモンスターカードを作りました。おりぞめパネル用に染めた紙が残っていたので、それを使いました。
西岡さんの「おって きって おりぞめモンスター」のやり方で作りました。
一人3枚作りました。簡単で、できた形が面白いので、低学年はこの作り方がいいかなと思います。裏面には、上質紙に先生やおうちの人へのメッセージを一言書いたものを貼りました。3人とも楽しんで作ってくれました。
簡単ですが、報告させていただきます。
画像が添付されています。
ユーコ先生は西岡さんの〈おって きって モンスター〉のプランをもとにしてわたしの〈おりぞめモンスターカード〉を作ったというわけです。
これは,すごくうれしいことです。〈追試する〉ということのありがたさを感じる出来事です。
詳しく書いておきます。
萩原さんが折り染め紙から切って〈折り染めモンスター〉を作ったという実践報告を聞いて,わたしがたのしい授業プラン〈おりぞめモンスターカードをつくろう〉を作りました。
萩原さんの12.5cm角の染め紙からつくるということはマネをしました。ウクライナのアーティストのインスタグラムの画像を見本にしてつくるという萩原さんのやり方からヒントを得て,誰でもやろうと思えばできるたのしい授業プランとしては染め紙から〇□△に切ってからつくる見本を見せるということにしました。そのための動画も作りました。
そのプランをもとに西岡さんが大人相手に実施してくれました。
そして,障害児教育関係の講座でも実施してくれました。
その発表の時,「ハサミで自由に切ることは,少しハードルが高くてむずかしいな」と考えた西岡さんが〈折って一回切るだけでできるおりぞめモンスター〉を考えたのです。
実は,この発表以前に〈折って,1回切る〉というのを聞いていたわたしは,〈切り方によっては,二つに分かれてしまってうまくいかないのでは〉と思っていたのですが,〈三角や四角に折って,角を1回切る〉というやり方で,自由に切るよりははるかに簡単で支援学校や幼い子どもたちにも取り組むことができると納得しました。
このやり方を思いついた元の本があります。
『おって きって たのしい!たなばたまつり』という本です。今は品切れのため,図書館で借りたそうです。
西岡さんが資料にこう書いています。
紙を折り畳んで 1 回だけ切ってできた模様を七夕かざりにするという内容でした。「単純だけど,とってもおもしろそう」と感じました。「〈折り畳んで,1 回切るだけで,いろいろな形がつくれる〉ということなら,自分が教えているグループでもできそう!このやり方で〈おりぞめモンスター〉をつくったら,たのしめそう!」と思いつきました。 というわけで実際に実施した授業のやり方を資料にして,作品も見せくれました。
この障害児教育関係の講座に参加したユーコ先生が実際にやってみたというわけです。
★二番目は重要
さて,ここからが〈追試する〉ということについて書きます。
たのしい授業のプランを作るとき,わたしの授業のためというより,より多くの人が実際に授業で子どもたちと楽しんでもらうことが目標です。たのしいということはもちろんですが,やってよかったと思ってもらえることです。
たとえて言えば,わたしが一番目であるとして,百番目にやる人に役に立ってほしいわけです。そのためには二番三番が必要なのです。いきなり百番にはなりません。特に二番の前には一番しかいません。百番の前には九十九番まであり,評価が定まっているので,プランを信頼できますが,二番目にするということは,一番の人には出来たけれど二番の人にできるかどうかわかりません。プランに対する信頼度というか,実際に試してみた回数が少ないので仕方はありません。というか,はじめは変更があるのも事実です。
萩原さんのマネから始めた〈おりぞめモンスター〉。はじめの見本は四種類でした。それが今では三種類。はみ出し問題に対処して〈おりぞめモンスターカードをつくろう〉とプラン名を変更。〈印をつける〉ということをおまけにすることにしました。印の時は,見本の動画を作り直しました。編集し直すというのではなくて,撮り直しました。こんな風に修正・変更をするための実施という面が二番目,三番目にあります。百番目では,主な変更はだいたいすんでいて,今度は,楽しみ方のバリエーションがあるという感じになります。
プランを考え出す一番の人の創造性は高いことは誰でもわかると思います。しかし,一番の人のプランに可能性を見出し,三番,四番につないでいく役割の二番の創造性も大いに評価するべきという,わたしの意見を書きます。一番だけではそれで終わりです。二番が出てくることで百番につながっていく可能性が出てくるというわけです。
特に〈たのしい授業〉といって,やろうと思えばだれにでもできる授業を目指しているわたしたちにとっては,プランを作る一番はもちろん,二番三番も大切です。
〈追試したユーコ先生がありがたい〉ということの説明でした。
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紺一色で絞りおりぞめ
http://orizome.exblog.jp/33912042/
2024-03-21T22:07:00+09:00
2024-03-21T22:07:59+09:00
2024-03-21T22:07:59+09:00
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紙を染める
このところ,片付けもしていますが,そんな中,絞ってある紙を見つけたので,紺一色で染めました。
これらの中でわたしがこれと思った一枚。
幾何学的で,同じのを作ることはできます。
二度と同じのはできないではなくて,そこに惹かれました。
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3月18日奈良ビジターセンターでおりぞめ体験会
http://orizome.exblog.jp/33910738/
2024-03-20T22:06:00+09:00
2024-03-21T08:10:30+09:00
2024-03-20T22:06:23+09:00
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紙を染める
18日月曜日に奈良ビジターセンターでおりぞめ体験会を実施しました。
インスタグラムのタイトルページです。
3人とも奈良です。色合いは違います。
どの色を選んでもそれなりにできるので,わたしは安心していられます。おりぞめのありがたいところです。
今回で21回目。52人でした。
21回してもわたしの英語力などはほとんど変化ありません。しかし,おりぞめのガイド力は確実に伸びています。
子どもたちへの対応だけでなく,大人に対しても,袖に染料がつきそうであれば,その前に対処したり,目の前の人の組み合わせによっては,〈誰が一番にするか〉ということをたずねずにわたしが判断したりしてスムーズに流れるようになりました。体験者ファーストのガイドのノウハウがかなりできてきました。
今回,染めるときにスマホの画像を見せてくる人がいました。〈この色合いで染めたい〉ということは分かりました。その画像,インスタグラムの画像と思って,あらかじめ見てきたのかなと思って,頑張ってコミュニケーションをしたら,その前の人の染め紙を写していてその感じにしたいというわけです。その画像を見て,色を選びました。ただ,染料の量などによって感じが違うので,気に入ってもらえたかどうかは分かりません。というか,言葉を通じてのやり取りができないので,わからなくても困らないということです。
今回,リピーターがありました。というのは,ガイドさんが以前とは違うお客さんを連れてやってきたというわけです。
この時は,ガイドさんに多くを説明してもらいました。二角夾辺で染める最後は水プールに入れるのですが,その時に倒してしまったのです。そこで,知代さんが着ているTシャツの後ろ側の言葉,「ちがいはあっても まちがいはない」を通訳してくださいとお願いしました。〈ミステイク〉という言葉は聞こえていました。最後に皆さんが納得している様子を見て意味が伝わった気がしました。
Tシャツと通訳者のおかげでガイドするわたしもうれしいというわけです。
このガイドさん,青とオレンジを選んで,もう一つは何がいいとわたしに質問。この時,わたしの一番のおすすめは黄色といってから,そのほかの選択肢を示すということもさっとできました。本当に染伝人として力をつけた気がしました。
下の中の〈大仏〉がガイドさんの染め紙です。
ビジターセンターにたまたま寄った学生さん。興味を持った人がいたので誘いました。教育系の大学ということで,『学校でおりぞめハンドブック』の宣伝もしました。「大学で買ってもらって」と声をかけておきました。
外国の人にしているところを見てもらって,7人のうち,その様子を見ていなかった人に同じ体験をしてもらいました。そのうえで,二角夾辺の123の色を選んでおくのではなくて,頭の中で選んでその通りにやってくださいとワークショップ風にしました。
人数が多かったことと言葉が通じるということが大きくてばっちりでき,たのしんでもらえました。〈おりぞめが生む笑顔〉をご覧ください。
インスタグラムに載せた写真のすべてを載せます。
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おたのしみでおりぞめ…A先生より
http://orizome.exblog.jp/33906754/
2024-03-19T09:03:00+09:00
2024-03-19T09:03:14+09:00
2024-03-19T09:03:14+09:00
orizome
紙を染める
16日小学校のA先生がお楽しみとしておりぞめをクラスでしました。
(以下 A先生の説明)
マイベストを1枚持っての写真。
一人2つ,折った紙をわたしました。
後は各自で折って,好きなだけ染めています。
少ないので5枚,多いので12枚。時間は説明と準備,片付け込みで2時間です。
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折って,染めているときの子どもたちのたのしそうな顔が染め紙から見えてきます。
染め紙だけでなく,その時間を過ごせたことも含めて
「いいね!」
を送ります。
A先生,こんな情報,ありがとうございます。
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4月6日におりぞめ来楽部in奈良with染伝人
http://orizome.exblog.jp/33901904/
2024-03-18T03:18:00+09:00
2024-03-18T03:18:02+09:00
2024-03-17T21:54:42+09:00
orizome
未分類
4月のおりぞめ来楽部in奈良with染伝人は4月6日土曜日です。
インスタグラムに案内を載せました。
びょうぶ折りの冒険は2015年2月に実施しています。
わたしが折りたたんだ紙を染めてもらいます。
2015年の時はわたしがすべてもらったのですが,今回は記録としては撮りますが,染めたのは各自持って帰ってもらいます。
2015年には《使い水》はありません。今回,《使い水》だとどうなるか,わたしの興味が津々というわけです。
インスタグラムの案内をそのまま載せておきます。
〈おりぞめ来楽部in奈良with染伝人〉(2024年限定)の4月の案内です。奈良でわたしと一緒におりぞめをやりましょうというわけです。おりぞめ来楽部については,https://orizome.exblog.jp/33628832/をご覧ください。***第4回 案内2024年4月6日土曜日午後1時から4時テーマ びょうぶ折りの冒険わたしがびょうぶ折りから畳んだ紙を染めるというだけです。折り畳み方を学びたいという人には向いていません。染める体験です。きれいに染まるかどうかも保証もありません。*おりぞめをまったくしたことのない人でも,体験できます。繰り返しますが,すごくきれいで誰からもうらやまれるような紙ができると期待している人は来ないでください。あくまでも染める体験だけのことです。そこは間違えないでください。あくまでも実際に染める体験,実染体験で,できる染め紙の質を保証するものではありません。*まあ,こんなわたしの思い付きに付き合ってもいいという人だけが参加していただけたらと思います。〈おりぞめ来楽部in奈良with染伝人〉というのは,今,ここでしかできないことをしようとより過激になるのを「まあ,いいか」と。参加費(材料費込み) 2000円6月までの来楽部の参加者で初めての人には〈はじめ手割り〉で500円引きです。募集人数 4名(事前申し込み必要・準備のことなどあるので,3月末まで。)場所 おりぞめ染伝人の自宅2階(自称 おりぞめルーム)(奈良県北葛城郡上牧町)電車:JR大和路線王寺駅からバスで20分ほど(申込者には時刻表などお知らせします)車:西名阪自動車道で香芝インター,あるいは法隆寺インターから15分ほど。両インターのあいだになります。場所についての詳しい情報については,参加者にお知らせします。申し込みの時に交通手段をお書きください。特に車は駐車スペースは4台確保できます。それ以外は路上駐車になります。駐車スペースについては当日の到着順ではなくて,申し込み順になりますので,車の場合は必ず申し出てください。問い合わせ・申し込み山本までメールで orizome●live.jp(●をアットマークに)インスタグラムのダイレクトメールの使い方がわたしはよくわからないので,返事が遅くなる可能性があります。それで,申し込みは,メールでということでお願いします。***おりぞめルームというのは自称なので,ナビなどで調べても地図にも載っていません。
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3月16日おりぞめ来楽部〈染めチャレンジ〉の報告
http://orizome.exblog.jp/33900891/
2024-03-17T04:47:00+09:00
2024-03-17T21:36:00+09:00
2024-03-17T04:47:42+09:00
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紙を染める
昨日のおりぞめ来楽部の報告です。
2時間以内に50枚染めるというただただ染めるだけのチャレンジ。そのために染料は34色用意しました。
八角形の容器に入った青と赤の液は,プロッキーで水を見える化したもので,先き水用です。
今回の参加者は2月の〈先き水の冒険〉の参加者でもあるので,これもいい仕事をしました。
結果。
全員,2時間以内,50枚は達成。
始めの画像には,そのうちお気に入りの3枚を選んでもらって写したものです。
参加者の感想。
●今日もありがとうございました。
「2時間50枚」のミッション、クリアしました。考えながらやっているのか、なんも考えてないのか、よくわからないまま、1時間以上も染め続けました。なかなかできない貴重な体験でした。紙を折っていただいたり、34色用意していただいたり、今日も贅沢な時間でした。「月一プレイヤーになれる時間」純粋におりぞめ楽しんでいます。次も楽しみにしてまーす♪●今日はありがとうございました。50枚、あっという間でしたね。グレーがどの色とも相性が良くて、邪魔せず引き立ててくれて、ええ仕事してくれました。ベスト3を選ぶのに苦労するほど、いいのができました。染めた4人分200枚を一緒に写真を撮れたらよかったですね。何から何まで準備していただき、あたしたちは染めるだけで楽しかったですが、大変だったことでしょう。ほんと、ありがとうございました。また次回を楽しみに、日々の仕事をがんばります。
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1月2月3月と実施してきました。わたしは〈実染体験〉として,わたしに準備できることをして作ってもらうということを念頭において計画・実施してきました。
おりぞめのコーチ,ガイド,ティチャー,リーダーではなくて,ただ染める人〈プレイヤー〉として楽しんでもらうということで実施してきました。
これをしたからといって,何かができるとかをわたしも目指していません。〈こんな体験は初めて〉と言うことができればいいなと思って始めました。
そのために,我が家で実施することにしたのです。準備が圧倒的に楽です。極端なことを言えば,始まるまで準備できるからです。
今回も使う染料の色見本は作るつもりでした。それを参加者の人に家で貼ってもらう予定でした。しかし,色は32色から34色になり,なんと,貼る作業は知代さんがやってくれました。
色見本を作ったら染め見本も作りたくなりました。染料というのは,色だけでなく,その染まり方もそれぞれなのです。そこで,同じように染めてその染まり方のサンプルを作ることにしたというわけです。これ,三日ほど前に思いついて,さすがにこちらは貼るのは各自にしてもらいました。貼り方までは深く考えていなかったので,会が終わってから,今朝,〈これいいな〉と言う並べ方に気がつきました。会の前だけでなく,会が終わってからもわたしの中でおりぞめ来楽部は続いているというわけです。
説明しませんがなんだかかっこよくないですか。
ちなみに,今回は,申し込みが2名。わたしもチャレンジするつもりで参加者。知代さんも参加者。
染め紙見本は
これを25センチ角のおりぞめ用紙に34色分印刷して,びょうぶ折り六等分で直角三角形もきちんと六に納まるように畳みました。
そして,それを全色染めるというだけです。こんな単純作業はわたしは気にならないので,折り畳み染めるで合間時間で3日間。
1枚を4つに切り分けると12.5cm角の染め見本ができるというわけです。34枚染めただけで136枚の見本紙ができるのです。すごくないですか。
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参加者の人が初めてのことで,その体験に喜んでくれますが,わたしにとっても,こんなことを考えていても,多かったりしたらしようと思いませんが,0ではない少人数なので実際にやってみることができて,わたしにとっても大きな体験です。
参加者の皆さん,ありがとうございます。
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わたしのお気に入りの3枚を載せます。
いろいろやってみた中で結局選んでしまうのは,先き水模様。先き水サイコー。
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1年生3クラスでたまモノたちが集まる
http://orizome.exblog.jp/33895362/
2024-03-14T20:46:00+09:00
2024-03-14T20:46:22+09:00
2024-03-14T20:46:22+09:00
orizome
未分類
12日に小学校で1年生3クラスでたまモノをしてきました。
子どもたちも楽しんでくれました。
3クラス分,全員のたまモノを載せます。
わたしが1年生とたまモノをしているときに考えたことを書いておきます。
見本は1年生ということで放射状を除いた,びょうぶ折り,三角折り,クシャ折りのの3つです。
そして,染料は黄・ピンク・青の三色です。
染めるときは,紙を次の三つから選んでもらいました。
卵の形のままの紙・びょうぶ折りした紙・三角に折った紙。
染めてもらって,目玉をつけて,2体目です。
大人の考えでは,1体目はびょうぶ折りか三角の紙でやって,2体目は卵の形のままという筋道が見えているかもしれません。もしかしたら,1体目はこの三つから選ばせて,2体目はびょうぶ折りと三角はなしにして,たまごの形のままからするようにする先生もいるかもしれません。
わたしは,「できたらたまごの形からやってみたら,もちろん,細長いのでも三角でもいいです」と言います。
必要ないことを言っているかもしれませんが,要するに,折った紙を選ぶという道も残しておきたいです。
実際の子どもたちは本当にいろいろです。
大人の考えた筋道の子はもちろんいます。しかし,はじめは卵の形をして,2体目は折ってあるのを選ぶ子もいます。2体とも卵の形のままの子,2体とも折ったのを選ぶ子。折ったのを選ぶ子も同じのを選ぶ,ちがうのを選ぶ子もいます。本当にそれぞれの子の筋道です。その筋道を行くのも理由はそれぞれの子によってまた違うかもしれません。どの筋道でも安心していられるわたしはうれしいです。
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色は三色です。大人の考えでは,たくさんの色の中から選ばせるという筋道の人もいるかもしれません。
わたしは,初めておりぞめをする子どもたちに,たまモノをするとしたら,もう,絶対に黄・ピンク・青の三色です。これは譲れません。
色と色がまざって緑や紫や茶色ぽいのができるという体験は大きいです。
だからと言って,おりぞめをどんどんやっていくときに,三色から重ねて色をつくればいいとずっと三色で行くのは選びません。はじめから緑とか紫があって,それに染めようということも大事な体験だと思います。
色にしても混ぜる子や混ぜない子,2体染めた時に同じような色合いの子,全然違う色合いの子,それぞれに,いい。みんなちがって,みんないい,ということが実際に起きるのが教材としてのおりぞめのスゴイところです。
〈ちがいはあってもまちがいはない〉。実は,そんな教材はあまりないというのがわたしの印象です。
1年生3クラスということは3時間実施したということです。
さすがに疲れましたが,しあわせな時間を過ごすことができました。
すぐに書いてくれた1年生の子どもたちの感想も楽しんでいることが伝わってきます。
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実は,1月に行く予定だったのですが,インフルエンザの学級閉鎖などで中止になり,なくなっても仕方ないと思っていたのですが,3月に実施することができました。
3月の学級訪問は今までで初めてでした。でも,現役時代の3月を思い出し,ゴール前の高揚感をわたしも感じることができました。
ありがたい経験でした。
こんな機会を作ってくださった先生方に感謝します。
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わからないと?,わかれば!
http://orizome.exblog.jp/33893894/
2024-03-13T16:22:00+09:00
2024-03-13T16:22:28+09:00
2024-03-13T16:22:28+09:00
orizome
紙を染める
昨日,小学校に行き,一年生の子どもたちとたまモノを実施してきました。
楽しくできました。その報告はいずれするとして,その一年生の担当の先生と話をしました。
一年生の算数・国語を熱心に研究されていて,その話にはとても興味深いことがたくさんあります。
昨日の話の中で,特に印象的だったことを一つ。
ア 48-30-9=
イ 48-20-9=
は違うというのです。まず,〈どういうこと?〉と思いました。
同じじゃんと思ったのです。話は続きます。一つは1年生の課題で,もう一つは2年生の課題だというのです。
ここまで説明してもらっても,わかりません。
そして,説明してもらったら,大納得でした。
分かってしまえば,もう,それしか見えません。
48-30-5=
48-20-5=
この二つは1年生の課題ですが,アとイのどちらかは二年生の課題ということです。
なんとなくではなくて,その理由が説明できますか。
1年生や2年生を教えていない人,学校の先生でない人には想像できないと思いますが,その理由を聞けば,なるほどと納得できる理由です。そうか,1年生と2年生ではそこが違うんだとわたしは理解できました。
これって,わたしの研究しているおりぞめも同じと思いました。
わたしが取り組んでいるおりぞめも〈どういうこと?〉と思っても,説明すれば大納得ということはたくさんあります。
どういうことということも,その仕組みなどが分かれば,なるほどと思えることがあるということです。
今,出している問題もそうだなと。
この7枚のうち,染料の中に落としたのはどれかわかりますかという問題です。
模様の一部を拡大したのを載せます。
このうち,一枚だけ違うのはどれ?という質問だとありとあらゆる答えがあります。
しかし,二角夾辺で染めて,一枚だけ辺を染めるときに落としてしまったのはどれということであれば,この画像からわかります。
7枚のうち,6枚は同じで,一枚だけ違うことがあります。黒は文字なので,今回の質問には全く関係ありません。模様の一部を取り出す時に入ったというだけのことです。
例えば,赤っぽいだとそのほかは赤っぽくないというだけのことで,他の6枚の共通点はないことになります。
今回は,6枚は二角夾辺に染めたもので1枚だけ二角夾辺の辺を染めるときに染料に落としたということです。
これ,説明すれば,なんだそういうことかと思われることです。
はじめの算数の問題も説明すれば大納得がいくのと同じです。
分からないと大きな?ですが,わかってしまえば,超簡単!
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花は咲く
http://orizome.exblog.jp/33887994/
2024-03-11T14:46:00+09:00
2024-03-11T14:46:38+09:00
2024-03-11T00:35:22+09:00
orizome
紙を染める
わすれない
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奈良ビジターセンター 3月9日おりぞめ体験会の報告
http://orizome.exblog.jp/33886828/
2024-03-10T07:37:00+09:00
2024-03-10T07:37:59+09:00
2024-03-10T07:37:59+09:00
orizome
紙を染める
昨日,奈良ビジターセンターでおりぞめ体験会。
昨年の5月から20回目。600人以上の人と実施。やっていることは25センチ角8等分びょうぶ折り45度直角三角形畳みで9色から選ぶ二角夾辺と始めから同じ。わたし自身が飽きていない事に驚きです。
9色からに二角夾辺の面白さかなと思っています。
今回もいろいろなエピソードがありますが,そのうち二つ。
一つ目。両親と一緒に4歳の女の子。緊張した様子。広げた時の緊張が解けた笑顔。3人が終わり,興味深そうに乾かしているところを見ていた女の子に,〈もう一枚やる〉と誘ったところ,首を横に振られました。彼女は着物のコスプレイのコーナーに一直線。着物におりぞめが負けたというわけです。しかし,彼女の笑顔を作り出し,素直に着物に走る彼女の姿におりぞめはおもしろいとわたしは思っていました。
二つ目。3人連れ,女の人が体験コーナーの椅子に座りました。連れの男性の二人は〈やらない〉と意思表示。男性の人のお一人は女性の連れでもう一人は日本語の通じるガイドさん。
女性に文字を一つ選ぶように説明して選んでもらい,その流れで,ガイドさんと夫さんにも文字を選んでもらいました。
実は,この日,この前にもう一組,ガイドさんが案内してこられていました。
奈良の観光ガイドの方が外国の学生さん二人を連れてこられたのです。
二人に体験してもらう流れでガイドさんを誘いました。「不器用だから」と断られました。
ここで,おりぞめ染伝人としては腕まくりをしてしまうというわけです。「だいじょうぶです」と言って,とにかく,この時も流れで,お二人と同じように文字を選んでもらいました。
お二人にしてもらうことになったのですが,どちらを先にしてもらうかをたずねて,ガイドさんに通訳してもらったら,なんと,ジャンケンを始めたのです。グループの時,〈誰がはじめにしますか〉というのはわたしがたずねる定番です。その時,どんな流れで決まるかがおもしろいのですが,今回はジャンケン。びっくりしました。そして,勝った方から始めました。日本だと何となく負けた方からという感じですが,わたしはなんとなくそれは嫌だなと思っていて,自分がジャンケンの主催者の時は「勝った方」ということにしています。
それは置いておいて,淡々と進めていきます。9色の名から3色を選んでもらって,わたしの言うとおりに染めてもらうのです。その様子を見ていて,〈字と色を選ぶのはしてもらうけれど,後は,わたしの言うとおりにする〉ということが伝わり,ガイドさんもやってくれました。その時の写真を奈良ビジターセンターでの体験会を報告したインスタグラムの1ページ目の画像にしています。
そんなことがあったので,淡々とすすめて,何をするかを見てもらうことにしたのです。文字を選んでもらって,女性の方がして,〈やはり,やめた〉というのも選択肢としてはOKです。しかし,何をするかは見てほしいと思っています。
おりぞめは人を選ばない,人がおりぞめを選ぶということなので,〈やろうと思えばできますよ,やるかやらないかはあなたが決めてください〉というスタンスです。
その結果。
森がやる気ありの奥さん,山が夫さんで,道がガイドさんです。
実際には,一緒にいて,やるところを見ていてもしない人もいます。それはその人が選んだと思っています。
奈良ビジターセンターでは9色からの二角夾辺で染めるを選んでいます。たった一枚を体験してもらうのであればこれがいいなと思っています。
〈きれいに染める〉ということであれば,この染め方ではありません。そうなると,こちらからの指定が多くなります。この染め方だと9色からどの3色をどの順番で選んでも大丈夫です。だから,誰でもおりぞめ体験を楽しめるという意味で,今のところ,この染め方に飽きないで付き合えています。
***
ちなみにわたしのインスタのタイトルに写っている観光ガイドさんの所属するクラブのフェイスブックにはわたしたちとその学生さんの写真が載っています。
フェイスブックにログインする必要があるようです。
***
二回目を選ばなかった4歳の女の子の笑顔,やることを断りながら結局やってシマッタ男性3人。
わたしの力ではなくて,おりぞめのスゴイところだと改めて思いました。
さて,インスタの残りの画像を載せておきます。
ちなみに「楽」は4歳の女の子が自分で選びました。それを選ぶ場にいたわたしとセンターの人も思わず拍手。小さなドラマがいくつもあります。
参加者の皆さん,ありがとうございます。
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落としたのはどれ?
http://orizome.exblog.jp/33885707/
2024-03-09T10:00:00+09:00
2024-03-09T10:01:26+09:00
2024-03-09T00:32:05+09:00
orizome
紙を染める
今日は,奈良ビジターセンターでおりぞめ体験会です。
前回の2月23日の体験会の時に,落としてしまった話をしました。
どれだか見当がつきましたか。
一つ,ヒント。
染料の中に落としたらそれ一色に染まってしまう気がします。
例えば,黄色の中に落としたら,
というのはなんとなく想像できます。
では,この問題のように二角夾辺で染める時,二角を染めて,辺を染めようと思ったら落としてしまったときはどうだと思いますか。
ピンクと青を二角に染めてはさまっている辺を黄色で染めて広げ水をしたらこうなります。
この時,二角を染めた後,黄色の染料の中に落としたらどうなるでしょう。
黄色一色にはなりません。先に染めたピンクと青が残っているからです。
二角夾辺で染める時,辺で染め液の中に落としてしまったのを実際につくりました。
一色になるわけでありません。
では,この結果をもとにして,もう一度問題に取り組んでみてください。
7枚のうち,他の6枚には共通していて,落として1枚だけ違うということです。
2枚を比べて同じか違うかではなくて,7枚のうち,6枚は二角夾辺で染めて,1枚だけ二角を染めた後,落としたというわけです。
その1枚が画像だけで見分けることができるかということです。
ヒントは,色ではなくて,模様にあります。
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